士業

市場環境とM&Aの動向

士業の資格登録者数は増加の一途を辿っており、各士業の中でWEBマーケティングをはじめとしたマーケティング活動に積極的に取り組む資格者が増加傾向にあります。競争が厳しくなるにつれ、業務獲得が困難になる資格者も増えてきており、各士業において二極化が進んでいます。

出所:各会統計より船井総研にて作成

また、どの士業においても年配の資格者も増えてきており、事業承継のニーズも高まってきている他、廃業を選択する資格者も増加傾向にあります。このような市場環境の中、士業事務所においてもM&Aニーズも年々高まっています。 さらに、近年では東京の司法書士法人が地方都市の土地家屋調査士法人と経営統合をするなど、クロスボーダー型の統合も発生しており、より顧客視点に立った際に利便性が高いサービス提供をするために、戦略的に業種の垣根を超えた統合に向けて動き出すケースも出てきています。 士業事務所のM&Aの場合、譲渡対価はおよそ年商の1倍前後が1つの目安になります。中には、特別なノウハウを有しているなどプラス要素があれば、多少年商よりも高くなることもあるでしょうし、逆に、顧問先の状況が芳しくないなど、マイナス要素があれば、年商よりも下回る譲渡対価になることもあります。事業を譲渡した場合、どれくらいの評価になるのだろうと考えられている場合は、一つの目安にお考え頂ければと思います。

M&Aのメリット(買い手

・事業規模を拡大させることにより、規模の経済性を得ることができる
・顧客リストを引き継ぐことで、新規営業をせずとも売上拡大が見込める
・業種の垣根を超えた統合による顧客の利便性の向上
・出店リスクを負わずに新規エリアを開拓することができる
・資格者や実務経験者を獲得することができる
・売り手が築いてきた地域でのブランドを活用して営業できる

M&Aのメリット(売り手

・経営者としての様々な責任から開放される
・後継者が不在の場合も事業を存続させることができる
・顧客への継続したサービス提供ができる
・従業員の安定した雇用を望むことができる
・経営者自身の資産を増やすことができる機会が得られる

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