~デューデリから未来へ向けて~「成功の3法則②」Vol.182

船井幸雄が経験則からつくった成功する人の3条件、「勉強好き、素直、プラス発想」。
今回は、そのうちの「素直」についてふれたい。

 

「素直」は多くの成功した人が重要と認める素養の一つである。
さて、この「素直」を船井総研ではどのように理解しているかをみたい。
素直には、大きく分けて2つの要素が含まれている。
①謙虚な姿勢と受容力   ②即実践力

 

①謙虚な姿勢と受容力とは
さて、一つ目の謙虚な姿勢と受容力である。
この前提として、自分は物事を知らないという大前提に立たなければならない。
一人の人間が知っていることは、たかが知れている。
毎年、専門的領域では、新しいことが発見され続けている。
さらに本や雑誌、Web上でもものすごい数の情報が氾濫している。

 

そんな中、人間ひとりが知っていることは“たかが知れている”。
そのため、新しい情報に触れた時には、まず否定せずに受け入れることが大切である。
この謙虚な姿勢が何よりも大切である。
これまでの常識や自分のモノサシで、判断していると、
自分の器は小さいままで成長しないということを認識すべきである。

 

②即実践力
①の受容力だけでは、実は、人は成功しない。
例えば、世の中の成功法則は、かなり昔から言葉の表現が違うだけで、
本質的には、同じようなことが言われ続けている。
人は、それが正しいと理解しただけで、成功できるのであれば、世の中、成功者だらけになってしまう。

 

船井総研でも、年間1000回以上のセミナーを全国で開催している。
その大半は、事業を成功に導くためのノウハウ公開的内容である。
しかし、セミナーを聞いて実践できる人は、わずか数%。
そのために、我々コンサルタントという職業も廃れることが、今のところない。
この根本要因は、“理解すること”と“実践すること”の違いにある。

 

多くの人は、聞いて、それが良いと感じたとしても、行動が変わらない。
実践して、はじめて身につくのである。さらに実体験することにより、
その情報が正しいか、そうでないか、自分に合うか、合わないかということも、初めて判断できる。
成功者の多くは、この「即実践力」を持っている。素晴らしい経営者というのは、
それがいいと思えば、その場で幹部を集め即実践させる。
この“即”の力が何よりも重要である。
実践に“明日”というのはない。

 

ちなみにドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスが発表した「エビングハウスの忘却曲線」がある。
人は、記憶を1時間後には56%忘れ、1日後には67%忘れているという実験結果がある。
つまり即実践しなければ、1時間後には、半分以上のことが忘れ去られてしまうということである。

 

この「謙虚な姿勢と受容力」と「即実践力」の二つが重なって、初めて「成功」が目の前にやってくる。
成功は、頭の良さではなく、この素直な力の差であるといっても過言ではないだろう。

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