~デューデリから未来へ向けて~「M&Aセミナーでの傾向」Vol.178

船井総研では、業種別の専門コンサルティングを一つの強みとしている。
そこで、業種別の事業再編やM&A関連セミナーも定期的に実施するようになった。

 

先日もある業種に対する事業再編・M&Aセミナーを実施した。
約30名のお客様であったが、中には夫婦で聞きにこられているお客様も。
内容的には、3部構成。

 

第一講座は、その業界専門コンサルタントからの業界時流とともに、企業再編の流れなどを解説。
第二講座は、その業界のM&Aにより、成長している企業様のトップをお迎えしての講演。
第三講座は、事業再編やM&A手法の具体的な説明。

 

この中で、特に第二講座は、あくまでも企業を買う側の話。
その企業は、この数年で4社ほどの企業をM&Aで傘下に入れた。
しかし、お話頂いた内容は、買った企業の業績推移やそこにいる従業員の変化、グループとしての成長の話。
結論として、買われた企業のブランドも残り、従業員の待遇アップや活躍の場も広がり、
お互いにハッピーになっているというもの。

 

船井総合研究所は、アフターM&AにおけるPMI(=M&A成立後の統合プロセス)コンサルティングも実施している。
特に日本企業は、もともとの企業を活かした経営を実施する場合が大半であり、
上手くはまれば、業績もさらに向上、従業員もお客様もハッピーになっている。
どうしてもM&Aは、負のイメージが強いが、実態は違う。

 

例えるなら、将棋。とった駒を味方として、しかも決定的な局面で活用し、すぐに裏返り駒が強くなるのが日本流。
実態は違うということを丁寧にご説明すると、多くのトップが納得していただく。

 

そのセミナーでも、結論として、企業売却相談が参加者の3割に上った。
しかも、ほとんどが黒字企業で、事業に困っているというものでない。
それよりも承継問題で、悩んでいるところが大半。
中には100年以上続く地域名士の企業様も。
そんな企業だからこそ、自分の代で、企業の歴史を止めてはならないという思いが強いのだろう。

 

このようにM&Aの持っている負のイメージを正に捉えて頂いた上で、
選択肢の一つと考え、事業の成長や将来を再度計画することが必要である。

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