~デューデリから未来へ向けて~「M&Aが加速する1年」Vol.117

今年に入って2週目であるが、我々のところにM&Aの相談案件、また、M&Aを前提としたデューデリジェンスのご依頼などが相次いでいる。ほぼ、毎日、相談がはいってきている状態。昨年後半から、その兆候はあったが、今年に入り、加速しているようだ。

 

これは、昨年からのマイナス金利の影響が大きいだろう。金融機関はじめ、各企業も、お金を寝かせていても、益々収益を産まなくなってきている。本来は、設備投資などに向かってくれるのが政府や日銀の狙いであったろうが、実態はそうなっていない。なぜなら、国内の市場縮小はあらゆるところで起こっており、事業拡大投資には、なかなか向きにくくなっている。

 

そこで、お金が向かうところがM&Aということだろう。昨年からも、このメルマガで記載しているが、M&Aにおける買収価格もかなり高騰している。我々が想定したものより、2倍近いもので買収されている案件が多数でてきている。「この価格でM&Aして、果たしてどうなのか?」と疑問に思う案件が本当に増加している。 また、企業を売りたいと考える社長も急増しているようだ。

 

理由は、やはり国内の市場縮小であり、このまま続けても成長の見込みがたてられないと感じているからだろう。そんな中、従来からのM&Aを推進している企業からのアプローチに加え、各金融機関もM&Aアドバイスに総力を挙げており、後継者がいない企業や、高齢の経営者に対して、積極的なアプローチをしている。

 

しかも、先に示したように、トップが考えている以上に高い価格の提示がなされており、トップの心が揺らいでいる方も多くいるのではないだろうか。市場が縮小すると、その縮小スピード以上に企業数は減少する。なぜなら、トップ層の企業に下位層の企業が集約されていくからである。このスピードが、市場縮小の二乗で企業数が減少している感がある。

 

今年は、波乱もあるだろうが、概ね市場は安定することが予想される。しかもお金余りであり、M&Aの件数は、一気に増加するのではないだろうか。

 

全ての経営は、現状を的確に認識(デューデリジェンス)し、未来に向けた“今の変革”からはじまる。

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