~デューデリから未来へ向けて~「今年の景気は?」Vol.116

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

さて、今年第1回目のメルマガですが、今年の時流がどうなるのか、気になる方も多いと思いますので、そこに触れてみましょう。ちなみに、船井総合研究所は“総合研究所”とついておりますが、○○総研のように、経済などを研究している機関はないため、あくまでも個人的な主観としてとらえていただければ幸いです。

 

さて、昨年末のメルマガで、ビックリ現象であった政治・経済・時事含めた10大ニュースを並べてみましたが、そこからみえてくる大きな流れが、以下です。

 

特に大きなものは、イギリスやアメリカにみる保護経済の流れと、EUやTPPに代表されるブロック経済の流れの激突となるのが今年です。ちなみにブロック経済は、不況であっても安定しやすい経済対策です。これに対して、保護経済は「自国がよければ」ということを前面に押し出すため、国家間の摩擦がおきやすく、戦争も含めた不安定要素が増す施策です。

 

この全く相反する考えがせめぎ合いをするのが今年です。ただ、保護経済の流れが強くなることは間違いないでしょう。これは、一つのバランスが崩れると、大きくマイナスに傾くことも警戒しなければなりません。

 

さて、日本の経済を見る場合、まず見るべきはアメリカの動向です。アメリカの為替施策や経済動向、日本国への要望など含め、日本はアメリカの最も強い影響を受けます。EUは、不安定ではありますが、日本との取引は全体の10%程度であり、やはりアメリカ、ついで中国の状況を見極める必要があるでしょう。

 

今回注目すべきは、トランプ大統領の施策であり、就任後、どのような方針が発表されるかに注目があつまるところです。ただ、現在の状況をみていると、アメリカ国内に対する大規模減税や内需に対する公共投資を行うことが予想されており、短期でみると、アメリカ市場の活況が予測されています。さらに、利上げもすでにはじまっており、ドル高円安は、本年も続きそうです。

 

中長期でみると、アメリカ経済が逆に厳しくなることが予想されます。それが2年後なのか3年後なのかは、なんともいえません。それ以前に、まったく予想しない事をトランプ氏は実施するかもしれず、こちらについては未知数でしょう。

 

ただ、今年1年をみると、日本経済にとっては追い風の要因の方が強く、大きな激震に備えて企業をより収益体質にもっていくチャンスと捉える必要がありそうです。

 

全ての経営は、現状を的確に認識(デューデリジェンス)し、未来に向けた“今の変革”からはじまる。

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