~デューデリから未来へ向けて~「なぜ財務を知っている社員は出世するのか?」Vol.95

この“デューデリジェンスから未来に向けて”は、DDという兼ね合いから、過去に何度も財務の重要性について取り扱っている。また、財務に関する講演依頼も増加しており、世の中の関心も高まっているように感じている。

 

そこで、この度、「なぜ財務を知っている社員は出世するのか?」というタイトルの本を出版させていただいた。自身4冊目の本である。皆様には、この本の“はじめに”の部分をそのまま、こちらに転記するので、参考程度にお読みいただきたい。

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経営コンサルタントという職を通じて、これまで新入社員から、上場企業の役員の方々まで、幅広く財務研修を実施させていただいており、その要望が年々増えています。その裏側には、財務の必要性は高まっているが、理解度が非常に低いという実態があります。

 

役職に関係なく財務に対しての理解が薄いという問題の根底には、“財務は難しいものであり、専門化にまかせればいい”と誰もが思っている事実があります。そして、そのもっと奥底には、実は、数字への苦手意識、コンプレックスが見え隠れしています。

 

まずは、この数字のコンプレックスをなんとかしたいというのが、本書のスタートです。このコンプレックスを無くすために、財務研修においては、常に以下の三段階の手法を用います。

 

第一段階:財務知識の必要性を感じる
第二段階:財務の苦手感を無くす
第三段階:自らすすんで財務にふれようとする意識を持つ

 

本書をご購入いただいた方は、すでに必要性を感じていらっしゃる方ですので、この第一段階はクリアしていますが、再度、第1章でその重要性を認識していただく構成としています。問題は、第二段階です。ここで、数字に対するコンプレックスを無くしていただきます。

 

この苦手感を無くすには、財務の見方におけるコツとポイントを効率的に習得することです。例えば、決算書を渡されても、見るべき部分は、限られています。そこさえ見れば、会社の状況は理解できるようになり、苦手意識も克服できます。別に会計的な専門知識や貸方や借方といった、仕分け知識も経営には必要ありません。

 

この第二段階のコンプレックスを取り除ければ、あとは日頃から財務に触れ、興味をもって接し、経験していただくだけで、財務感覚は身についていきます。私の場合、経営コンサルタントという職業を選択し、興味のあるないにかかわらず、その知識を習得しないと生きていけないという状況から、自ら克服せざるを得ませんでした。

 

そこで、皆様には、もっと楽にコツとポイントを習得していただきたいと思っています。そのため、経営コンサルティングという現場の最前線で、否応なしに身につけていったノウハウを、できるだけ、段階に応じて、わかりやすく理解いただくための構成としています。

 

そして、役職という概念を通じながら、各段階において、経営に対する目線の向上、経営視座の変更を狙った構造としています。
そのポイントは以下です。

 

 

習得内容 経営視点 対象目線
1章 財務の基本 数値に興味を持つ 全対象
2章 損益計算書(P/L)の理解 現場力を向上 現場層
3章 貸借対照表(B/S)の理解 現場から会社としての視点 リーダー層
4章 キャッシュフロー計算書(C/F)の理解 経営という概念理解 リーダー層
~管理職層(部長)
5章 財務分析と経営 財務戦略の基本理解 管理職層(部長)
6章 財務に基づいた現場への
落し込み技術
数値の現場展開力理解 管理職層(部長)
7章 財務戦略 今、考えるべき企業財務戦略 役員層

 

企業の上を目指すということは、常に経営の視点(見方)や視座(見ている位置)を変えるということです。上記はそのヒントとしても活用してください。また、一般的な会計や財務本にあるような、難しい計算などは、極力さけながら、事例や身近なものへの置き換えにより、理解を深める工夫をしています。

 

皆様には、是非、本書で効率的に財務の基礎を知っていただき、財務コンプレックスを無くすとともにそれを経営の現場で活かし、更には、会社や社会における重要な地位を占める人になっていただきたいと思っています。

 

2016.06
株式会社 船井総合研究所 菅原祥公

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