~デューデリから未来へ向けて~「2016年の景気は?勝手予想」Vol.68

毎年、年末から年始にかけて、次の年の景気がどうなるか、自分なりに予想をたて、クライアント様には、参考としてご提示するようにしている。ただ、船井総合研究所は、“総合研究所”とついてはいるものの、○○総研のように、経済予測や研究を行っているわけでも、専門部署があるわけでもないので、以下に述べることは、あくまでも私個人の勝手予想として、参考程度にとどめておいて頂きたい。そのため、外れても文句を言わないように。

 

さて、年初から中国不安を震源とし、株式が乱高下しているが、今年はどうなるだろうか。まずは、世界情勢から。

 

【アメリカ】

現在、世界の経済を唯一好景気で支えているのがアメリカ。基本、今年前半は良いだろう。ターニングポイントは、9月大統領選以降のアメリカの政策に注目。そのため円安基調は、今年前半までは続くと予想。このアメリカ経済が崩れると、一気に世界は不況モードに入るだろう。

 

【中国減速による余波】

中国減速による世界不況が騒がれているが、一大消費地としての地位は変わらず、大局観では、重要な地位を占める。しかしながら、急成長のツケは大きく、今年前半はリスクを含みながら、政府がぎりぎりに耐えるのではとの予想。後半は不安定要素が増すので、要注意。

 

【ユーロ】

南欧諸国(ギリシャ、イタリア、スペイン、ポルトガル)破綻リスク、イギリスのユーロ脱退リスク(2017年)、ユーロ一人勝ちドイツへのドイツパッシング(フォルクスワーゲン問題など)、難民対応などにより引き続き苦しんでいる。この中で、どれか一つでも大きな問題になると、一気にユーロは崩れる。

 

【中東】

サウジとイランの戦争が勃発すれば、それが引き金で石油高、世界不況のリスクを含む。

 

【南米】

ブラジル、ベネズエラなど厳しい不況に入っているもオリンピックイヤーで今年はギリギリまで耐えるだろうが、その後、大きな問題になるであろう。オリンピック後から特に注意が必要。

 

【我が日本は】

そして、上記を加味したわが日本国は基本、特に前半は、円安基調とアメリカ経済に引っ張られて、今の景気をなんとか維持できるのではと予想。しかしながら、後半から注意が必要であり、2017年からは本格的に厳しくなることが予想される。2013年から回復している景気循環からみても今年は4年目。ここからみても2017年あたりは再び減速に入ることが予想される。

 

また、消費税10%(2017年4月)を実施すれば確実に国内景気ダウン、実施しないという判断もありうるが、しないという判断をした時にはすでに景気が大幅ダウンしているということなので、どちらにしても2017年から厳しくなることが予想される。そのため、今年前半に、新しい状況に向けた体制固めが必要な年となるだろう。

 

以上、勝手予測。ご参考までに。

全ての経営は、現状を的確に認識(デューデリジェンス)し、未来に向けた“今の変革”からはじまる。

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