~デューデリから未来へ向けて~「トップで99%決まる」Vol.48

船井総合研究所は、オーナー系の企業様とのお付き合いが多いため、トップに関する格言的なものが多く存在する。その中で最も有名なものは、「組織はトップで99%決まる」と成功するトップの特性をまとめた「素直・プラス発想・勉強好き」(=成功の三条件と呼ぶ)であろう。船井幸雄は、我々コンサルタントに対して「素直・プラス発想・勉強好き」でない社長様とは、契約をしてはいけないということをよくおっしゃっていた。

 

成功の三条件に反する社長様とお付き合いしても、こちら側の提案を実行してくれず、結局は上手くいかないことが目に見えているからである。さて、我々にとってデューデリのお手伝いする際に、真っ先に気になるのが、対象企業における社長の特性である。そこで、デューデリのスタートとしてトップヒアリングを何よりも重要視する。そこでは様々なことを確認するが、一番気にかけているのが、トップの考え方や性格的な特性である。

 

・モチベーション面

・性格面(特に素直、プラス発想、勉強好きの観点)

・戦略的思考面(これまでの成長戦略とこれからの成長戦略)

・マネジメントの考え方(従業員に対してどのように思っているのか)

 

モチベーション面は、トップの事業にかける思い。トップの心が現場から離れると、会社の業績も急速に落ちてしまう。

 

例えば成功病。いい調子で成功すると、お金まわりもよくなり、飲みの付き合いやゴルフ、旅行など、急速に事業とは関係のない方向に気が向いてしまう。トップの事業モチベーションと企業業績はリンクしており、それがすぐに結果に反映されてしまう。性格面は、先に示した成功の三条件がメイン。

 

これは、船井幸雄が多くの経営者と付き合う中で、成功する人をルール化した内容であり、船井総研の重要な考え方の一部ともなっている。戦略的思考面は、これまでの成長戦略をまず語っていただくこと。これは、トップも喜んで話してもらえる。そこから、将来の成長戦略。過去の成功を基礎としながら、どこを変え、何を機軸に次の成長をにらんでいるのか。特にどこを目指しているのかも重要な観点である。ここが見えにくいと、次のステップは厳しいものとなる。

 

マネジメント面は、従業員への考え方、マネジメントや組織体制の考え方。企業規模によって変化していかなければならないが、戦略がよくともマネジメント面でつまづくこともよくある。

 

全ての経営は、現状を的確に認識(デューデリジェンス)し、未来に向けた“今の変革”からはじまる。

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