~デューデリから未来へ向けて~「地方銀行にて思うこと」Vol.14

M&Aや再生案件をご支援する中で、金融機関さまとの関係はきってもきれない。そのため、ほぼ毎週、どこかの金融機関の方とお会いしているのが現状。そのような中、金融機関様自体の営業活性化やマーケティングのご支援をさせていただくことも多々ある。 先日もある地方銀行にお伺いした時のこと。

 

まず、地方銀行、中でも各都道府県における第一地銀といわれる銀行様は、どこにいっても感じることが、行員の方が誠実で素直であり、質が高いこと。なぜかというと、地方では、なかなか働き場所がない。長男・長女として生まれた場合で、地方ほど、代々つづく家を継がなくてはならない。そこで、優秀な方は、国公立や有名大学を卒業するが、いざ、地方にかえると就職先がなかなかない。

 

このようなエリアの就職ランキングトップ3は、県庁、エネルギー会社(電気・ガス)、そして第一地銀。これらは優良先であり、年収・待遇もくよく、更に転勤がほぼない。家を継がないといけない人にとっては絶好の働き先である。

 

そのため、地方銀行には、長男で国立大卒という人が非常に多い。なんと親孝行なことか。古くから“孝”は大切にされてきた考え方であるが、それが脈々といきているのがこのあたりの人たちだと思う。

 

一時期、銀行業界は再編で大変であった。それは、今も目立たないが続いている。しかし、基本的には、いい業績を上げている先が多い。これは、業界特性といわれることもあるが、本質的には、従業員の質の高さも多いに貢献していると感じる。一緒に仕事をしていても気持ちのいい方が多い。こんな人たちが地方を支えているのだと常々思う。

 

そして、当社の創業者である船井幸雄が、人材の第一条件としてあげている“素直”の大切さをつくづく感じる。話は変わるが、地域に根付いて頑張っている企業様は、やはり地方銀行様もしくは信用金庫様としっかりした取引をした方がよい。地銀や信金は地域から逃げることはでず、その地域が活性化しないと業容も拡大できない。

 

つまり、いざというときに助けてくれる確率の高いのがやっぱり地銀。金融機関との取引は、よく考えて実施していただきたい。

 

全ての経営は、現状を的確に認識(デューデリジェンス)し、未来に向けた“今の変革”からはじまる。

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